2008年05月02日

最近読んだ本

 相変わらず読書はしているが、どういうわけか頭の中にさっぱり入ってこない日々が続いている。が面白い本もあったので、何回かに分けていくつかご紹介したい。

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 「アースダイバー」 中沢新一 (講談社 ISBN4-06-212851-9)

 東京、特に23区内を歩いていると、渋谷はもちろん四谷に千駄ヶ谷、茗荷谷、青山、赤坂に神楽坂といった地名の通り、思った以上に山や坂、谷や川が多いことに気づく。これは現代の東京の地図の上に、遥か1万年前の洪積層(かつてから地上である、乾いた場所)と沖積層(かつて水中にあった、湿った土地)を重ね合わせ、古墳や神社・寺を記し、さらに縄文・弥生時代の集落の跡や貝塚などを加えた「アースダイビングマップ」を片手に、著者が東京の街を歩き、思考した本。かなりトンデモな意見も飛び出し、賛否両論ありそうだが、これを読めば渋谷や新宿、六本木、秋葉原といった街がなぜ今のような独特の繁栄があるのか、皇居や東京タワーがなぜあの場所にあるのか、ということが朧げに見えてくる。なるほど、普段我々が何気なく歩いている街も、一枚アスファルトをはがせば太古の時代と繋がっていて、それを意識すればそこに暮らす人の意識(無意識も含めて)も今より変わるはずだ。今後の東京散歩に深みを与える、という意味で大いに参考になった一冊。


posted by たけ at 23:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アースダイバー
Excerpt: 都内を散策していると、地域によって独特の雰囲気がある、ということには皆さんもお気づきではないでしょうか。 この本「アースダイバー」はそうしたあなたの感覚に訴えてくるものをしっかりと受け止めた著者が、..
Weblog: 杉原 桂@多摩ガーデンクリニック小児科ブログ
Tracked: 2008-05-07 11:28
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