2005年11月16日

最近読んだ本。

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「ぼくの東京案内(植草甚一スクラップ・ブック19)」 植草甚一 晶文社 (ISBN4-7949-2579-4)

 植草甚一さんの現役を知らない世代にとって、晶文社が過去の著書を完全復刊させてくれるのは嬉しい限り。この「ぼくの東京案内」は、植草さんの視点で今(と言ってももう 30 年以上前)と昔の東京という街について綴ったエッセイをまとめたもの。独特の語り口とリズムで書かれた文章は、時に横道に逸れたり、あっちへフラフラこっちへフラフラしながらのんびりと進んでいく。ああそうか、この人の文章自体が散歩なんだと、読んで納得した。

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「東京の江戸を遊ぶ」 なぎら健壱 ちくま文庫 (ISBN4-480-03595-8)

 こちらも東京関連。もはやかすかにしか残っていない東京に残る江戸文化をなぎらさん自身が訪ね歩くという本で、今後のポタリングのネタに使えそうな話題もたくさん。軽妙な文章はいつも通りだが、東京の下町の風景を愛するが故の今の東京の風景の味気なさに対する苦言はいつもより強め。そういえば、坪内祐三さんも今月の文藝春秋で「今の東京の変化がバブルの時の変化以上に嫌い」と言っていたっけ。まったくもって同感。

 今日紹介したお二人は、ともに時代は異なれど、方や日本橋小網町、此方銀座は木挽町の生まれ。どちらの文章も粋で洒脱で小気味が良い。私はこういった生粋の下町育ちの文章にめっぽう弱いようだ。


posted by たけ at 01:30| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>たけさま
なぎらさんはポタリング名人だもんねぇ。

ところで突然ですが、たけさんのフレームサイズっていくつ?
Posted by タチウオ at 2005年11月16日 21:03
>タチウオ師匠
フレームサイズ、恥ずかしながら分かりません。
買ったお店で身体のサイズ測って選んでもらっただけですので。
どっかに書いてあるんでしょうか?(ド素人質問)
Posted by たけ at 2005年11月16日 23:39
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