2005年09月27日

最近読んだ本。

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 「健全な肉体に狂気は宿る - 生きづらさの正体」 内田 樹 春日武彦 共著 (角川 One テーマ21)

 嫌いな言葉は数々あれど、中でも「自分探し」という言葉は 5本指に入るほど大嫌いである。人間なんて色々と悩むことは当たり前だし、失敗や反省を何度も繰り返す。そうしたことを糧にすることで人は成長していくものだろう。ところが「自分探し」はこういった日常を生きていく上での「当たり前の知恵」(=常識)を得ていく過程を、無責任にリセットさせる言葉に思えてならないのだ。メディアから発せられるこんな美辞麗句にだまされている輩を見ると滑稽でしょうがない。「本当の自分」なんてどこにもありゃしないよ。
 本書に書かれていることはこれだけではないが、その他の話題もごくごく当たり前のことである。著者の一人である内田樹さんは、しばしば(特に歴史観などの)意見が異なるが、文章が明瞭だし、おじさん的な視点が好きなので贔屓にしている。本書も多少例えが飛躍しすぎている嫌いがあるが、「内田節」は相変わらずである。


posted by たけ at 01:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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