2007年11月05日

鉄道倶楽部発足?(笑)

 土曜日はTさん、Kくん、私たち夫婦で「碓氷鉄道文化むら」に行った。その前になぜここに行くことになったかを話さねばなるまい。
 先週末、ポタリングなどでいつもご一緒しているタチウオ師匠とTさんがウチに遊びに来た。Tさんは子供の頃Nゲージで遊んでいた人なので鉄道もまんざらではないご様子、ウチの書棚にある鉄道本を熱心に眺めていた。折しも今月の「Rail Magazine」(余談だが、この編集長のブログ「編集長敬白」を私は毎日楽しみにしている)は碓氷峠の特集。話の流れで、信越本線の横川駅にある碓氷鉄道文化むらに行こう、今なら紅葉も見頃ではないか、ということでトントン拍子で話が進み、次の週末に早くも計画を実行に移すことになったのだ。

 長文なのでここから先は興味がある人だけご覧ください。

 碓氷鉄道文化むらに到着したのは午前11時くらい。すでに多くの親子連れを始めとする人たちで賑わっている。我々は入場するやいなや、早速保存車両が展示されている場所へ。

EF63.jpg
 碓氷峠と言えば、EF63である。

EF63_cockpit.jpg
 運転室は非常に狭く、無骨。「男の仕事場」という表現がピタリ。

EF63-10.jpg
 ジャンパ詮の多さも碓氷峠のEF63ならでは。

ED42.jpg
 私よりももっと古い世代だと、アプト軌道時代に活躍したこのED42などが「碓氷の顔」なのかも。

 ここには、碓氷峠で活躍した機関車や特急車両はもちろんだが、直接関係のない車両も展示されている。そのラインナップが何とも地味かつ渋く、いい味を出しているのだ。

EF30_EF58.jpg
 青函トンネル専用のEF30と、往年の名機EF58。

EF60_KIHA20.jpg
 EF60とキハ20。EF65ではなくて60というのがいい。

 その他にも、屋外ではあるが旧型客車や機関車が結構な数保存されていて、またほとんどの運転室や車内に入ることができるので結構な時間を要し、一通り見終わる頃には少し陽が傾き始めていた。しかし一行はここで歩みを止めず、今度は資料館を一回りした後、アプトの道を登ることにした。

 アプトの道とは、複線だった線路の片面を潰した遊歩道。しかし辛うじて線路は残されているものの、セメントで埋めただけで何とも風情や愛情の欠片も感じられない。一方残された片方の線路には、トロッコ列車「シェルパくん」が運行されていて、たった2両の客車は多くの人でごった返していた。しばらくアプトの道を進むと、レンガ作りの丸山変電所跡が見えてくる。

maruyama.jpg

 大正元年建設。ここはかつて丸山信号所だったところで、信号所亡き後は廃墟と化していた。しかし平成六年に重要文化財に指定されたことで見事修復と相成った。幸運にもこの日は建物の中に立ち入ることができたが、使用目的が決まらないとのことで内部は雑然としたままだった。

 この遊歩道は旧線のめがね橋まで進むことができるのだが、陽も暮れ始めたので途中で断念し、峠の湯からシェルパくんに乗ってきた道を下った。しかしここまで来たならめがね橋を見たい、ということで、今度は車で碓氷峠を登りめがね橋へ向かう。

megane.jpg

 こちら側から橋に登ることができたので、橋上を歩いてみたが、とても明治27年に作られたものとは思えないほどしっかりしている。また経過した時を刻んだものにしかない荘重さがあり、歴史の重みといったものを感じることができる。橋の上からは新線側の橋も見え、こちらなどは見た目もとてもきれいで、今にもトンネルを抜けた電車が走ってきそうな気がした。今回の企画はとても楽しかったのだが、同時にある種の悲しさと空虚感を感じたこともまた事実である。効率と無駄の排除というだけで、この歴史ある路線をいとも簡単に廃止させたJRの決断にはやはり理解に苦しむ。観光列車としてでも何とか横川-軽井沢間の完全復活を願わずにはいられない。


posted by たけ at 01:46| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中学生までは電車の運転士を本気で考えてました。(鉄ちゃんカミングアウト)
Posted by まっひゃ at 2007年11月05日 08:11
>まっひゃさま
お、ここにも居ましたか(笑)。
燻り出すとまだまだ出てきそうな気がしますね。
Posted by たけ at 2007年11月05日 22:22
お疲れ様でした。かなり充実でした。また楽しかったです。それにしてもめがね橋から見た新線2本がまだ働きたいと訴えているように思いました。何かオリンピックを隠れ蓑に利権が動いたのではと勘繰ってしまいました。たけさんの『空虚感』という言葉がぴったりですね。

ただ、、2CVの後ろをおっかけるドライブはサイコーです。見てるだけで楽しくなります。
またよろしくおねがいします。
Posted by T at 2007年11月05日 22:36
碓氷鉄道文化むら我が家も昨年訪問しました。でもアプトの道と温泉はまだ、もう一度行きたいと思っております。
走っている頃の記憶ないのですが、ED42、Nゲージで持っていたりします。
Posted by familyk at 2007年11月06日 20:02
>Tさま
お疲れさまでした。利権が絡んでいるかは我々のような凡人には知る由はありませんが、民営化で無駄を省きたい、というのが本音のような気がします。
オレンヂ号、ここのところ絶好調で、運転しててもとても楽しいのです。こちらこそよろしくお願いします。

>familykさま
ED42、お持ちですか。さすがですねぇ。
我々も本当は温泉に入る予定だったのですが、日も暮れてきて湯冷めするといけないので退却してきました。次回は必ず行くつもりです。
Posted by たけ at 2007年11月08日 21:56
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