2006年07月28日

最近読んだ本

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「気まぐれ古書店紀行」 岡崎武志 工作舎 (ISBN4-87502-391-X)

 「彷書月刊」(写真左)という雑誌をご存知だろうか? 大型書店に行ってもあまりお目にかかれない、古本と古本屋に関する情報誌で、私も最近知ったのだが、大手の雑誌ではなかなか取り扱わないような地味ながらセンスの光る特集と連載がなかなか楽しい。この「彷書月刊」に8年に渡って連載されている岡崎さんの人気コラムをまとめたのが本書である。私も独身の頃は、今よりもっと真剣に音楽に(リスナーとして)向き合っていたので、週に1回はどこかのレコード屋やCDショップに赴いたり、出張やサッカーをアウェイで観戦した折に地方の中古レコードを訪れたものだが、岡崎さんもレコードと古本と、テーマは違えどやっていることはほぼ同じ。近場はもちろん、雑誌の取材のついでにその土地の古本屋を巡り、時には家族旅行の最中にも家族を巻き込んで古本屋の戸を叩く。基本的には完全に客の立場で古本屋の佇まいや買ったもの、買わなかったもの、買えなかったものが淡々と綴られていくのだが、著者自身がとても楽しんでいるのが伝わり、まるで自分が本当にその古本屋に訪れたかのように感じる。欲しかった本が思わぬ安価で手に入れたときの喜びは、自分がかつてレコードで感じた喜びと同じはずである。この本を読むことで、その宝探しのような興奮が沸々と甦ってきた。来週は夏休みで旅に出るので、ちょうど読書熱も高まっていることだし、岡崎さんのようにはとてもいかないが、ヨメの白い眼を気にしつつ、旅先で気になる古本屋にふらり立ち寄ってみようかと思う。


posted by たけ at 00:09| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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