2006年06月30日

最近読んだ本。

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 「時刻表2万キロ」 宮脇俊三 河出文庫

 以前谷根千を散歩したときに古本屋で見つけた本。いわゆる鉄ちゃんのバイブル的存在である。この本が出た頃、私も立派な鉄ちゃん(当時そんな愛称はなかったと思うが)で、後に国鉄の「いい旅チャレンジ 20000km」や青春18(のびのび)きっぷといった企画が登場し、ちょっとした乗りつぶしブームが起こったと記憶している。この本は今でも流通しているが、この辺のタイアップが帯に書かれているのが新刊にはない面白さだ。

 本書には、汽車旅に魅せられた著者が、当時の国鉄路線の全線乗車を完了させるまでの日々が描かれている。鉄道ファンからみれば何とも楽しそうな旅であるが、未乗路線はいわゆるローカル線や盲腸線と呼ばれる運転本数も少なく、乗り継ぎも悪い路線ばかりで苦労も多い。時には電車の遅れで接続がうまくいかなかったり、あるいは寝過ごして駅を通り過ぎてしまったりといった失敗もあるが、十津川警部も真っ青といった具合に時刻表の時間のトリックや地図を巧みに操り、路線を乗りこなしていく姿は痛快ですらある。残念なことに、国鉄が解体し JR となった今ではここに掲載されている路線のほとんどが廃止や第三セクター化してしまい、作品中に出てくる特急や急行も今やほとんど存在しないので、著者の旅を追いかけることはできないが、今年の夏は鉄道に乗って今まで通ったことのない路線に乗ってみようと思う。そんなわけで、時間があれば宮脇さんのように時刻表とにらめっこをしている梅雨時の私なのである。


posted by たけ at 01:47| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>接続がうまくいかなかったり、あるいは寝過ごして駅を通り過ぎてしまったりといった失敗もあるが、
・・・そんなときのためにも輪行するのも宜しいかと(^^
実は輪行処女だったりする<ボク。あこがれの輪行、何たって帰りにビールが飲めるモンね(笑)。
Posted by タチウオ at 2006年06月30日 13:35
うーん汽車旅いーですね。
学生のころ自転車北海道を走ってて、廃止直後の天北線?浜頓別の駅で駅寝しました。レールなんかもまだそのままで今にも走ってきそうだった。
そのころの北海道は廃止して間もない路線がおおくて乗ったこともないのに感傷に浸った覚えがあります。もう少し早く来ればのれたのになーなんて。。。
Posted by T at 2006年06月30日 20:00
>タチウオさま
意外や意外、輪行童貞ですか。私も輪行は憧れです。が、今回はレンタサイクルで留めておこうかなと(笑)。

>Tさま
一方Tさまは輪行のベテランのようですね。天北線!確か日本一駅間の長い区間があったんだよなぁ。
Posted by たけ at 2006年07月01日 22:35
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