2009年02月08日

今月の一枚@

rollwithyou.jpg
"Roll With You" Eli "Paperboy" Reed & The True Loves

 というわけで、今月から月イチで自腹を切ってCDを一枚ずつ買っていくことにする。記念すべき第1回は、イーライ”ペーパーボーイ”・リード&ザ・トゥルー・ラヴズの「ロール・ウィズ・ユー」。

 これを初めて聴いたのは、昨年ヨメのZXのお別れドライブで昼食を摂った福生のダイナーだ。その時は「何かエラいカッコイイ曲が流れてるなぁ」とは思ったものの、60年代の知られざるR&Bの黒人アーティストなんだろうと高を括っていた。それでも、目ざとく(耳ざとく?)店に飾ってあったCDをチラっと見てその名前は覚えていて、本日川崎のラゾーナにあるHMVで購入したのだが、まさか現代のアーティストで20歳過ぎの若造、しかも白人だとは思ってもみなかった。

 このイーライ”ペーパーボーイ”・リードなる人物は、黒人音楽などと一見何の関わりもなさそうなアメリカ東部、マサチューセッツ出身の現在24歳らしいが、ブルーズからR&B、サザン・ソウルへの流れを正統に汲んでいるだけでなく、とても全曲オリジナルとは思えないほどヴィンテージ感に溢れている。イーライのヴォーカルも信じられないほどソウルフルで黒く、J.Bやウィルソン・ピケット、オーティス・レディング、サム・クックなんかを彷彿とさせるし、バックも往年のスタックスやマッスルショールズの「あの」感覚をしっかり踏襲してくれていて思わずニヤリとしてしまう。大体こういう古い音楽を現代に蘇らせるのはイギリスの得意とするところだが、くどいようだがアメリカの、しかも東部で典型的なWASPが多く住むマサチューセッツから出てくるところに驚かされる。しかし逆に言えばこれこそがアメリカという国の文化に対する懐の深さであり、底力なのであろう。とにかく、個人的にはエイミー・ワインハウス以来の、いやそれ以上の衝撃である。ご興味のある方はぜひとも公式ホームページ(音が出るので注意)を参照されたし。YouTubeにも多くのライブ映像がアップされているが、イギリスのBBCで放映されている人気音楽番組、"Later with Jools Holland" でのスタジオライブの模様をリンクしておきます。ジュールス御大もいささか興奮気味のご様子(笑)。



 うーん早くライブが観たい。
posted by たけ at 22:49| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さっそく何曲か
聴いてみました。

このひとバリエーションが実に広いですね。
「何でもプレイしてみせる」という自信を感じました。おそらく何千曲も聴きまくり、プレイできるようモノにしたんでしょうね。

誰に似てる…って言っても
なかなか難しいですが、まともに答えると
ブルース・ブラザース

バックグランドとなる音楽を完全に消化しているプレイヤーという意味では、忌野清志郎を初めて聴いた時の驚きに近いものを感じました。
Posted by 電話番 at 2009年02月09日 23:18
>電話番さま
やっぱり一流のアーティストたるもの、もの凄い量のインプットがあり、そしてそれをモノにしてこそ素晴らしいアウトプットがあるのだと思います。

ブルースブラザース、いいですよね。サラっと演奏しているようでしっかりディープという。久しぶりに映画が見たくなりました。
Posted by たけ at 2009年02月15日 02:11
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今日の夕日部
Excerpt: 今日の夕日部 16:43 ? 人間ごときには理解なぞ出来ませんよ! そりゃ! こんな日の一枚 Eli ''Paperboy'' Reed & The True Lo..
Weblog: bikke a go! go!
Tracked: 2009-02-13 17:33
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