

道すがら突然現れた上田交通のモハ5250形電車。昭和2年製造で、1986年まで活躍した名車中の名車である。2枚目の写真にあるように丸くくり抜かれた窓が特徴で、沿線の人々に「丸窓電車」の相性で親しまれていた。別所温泉駅近くに同じ5250形が生体保存されていることは知っていたが、こんな場所にもあることは知らなかった。ここは長野計器丸窓電車資料館といって、その名の通り車内に入って当時の広告や切符、計器といった貴重な資料を見ることができた。ちなみに別所温泉駅の5250形よりずっと程度の良い状態で、愛を感じさせる保存のされ方をしているので、興味のある向きはこちらに足を運んでいただきたい。

5250形はボロボロなれど、別所温泉駅そのものは大正10年に建築された趣のある洋風駅舎で、日本の名駅舎100選にも選ばれている。駅前の桜の樹も、春になればこの瀟酒な造りの駅前により一層彩りを添えてくれることだろう。
さて別所温泉であるが、さすがに「信州の鎌倉」と呼ばれるだけあって、温泉はもちろん、北向観音や国宝の八角三重塔のある安楽寺、これまた重文の石造多宝塔のある常楽寺など見所も多く、平日というのにこの小さな温泉街は観光客で活気に溢れていた。私たちはそれほど時間があるわけではなかったが、「FBM後は温泉に浸かろう」と二人で話していたので、3つある外湯のうち「石湯」と「大湯」に入り、後は北向観音と八角三重塔を見学するにとどまった。

この2つの温泉は源泉が異なるのか、「石湯」は比較的サッパリとした湯で、一方の「大湯」は硫黄の匂いが漂う「これぞ温泉」というしっかりした湯であった。しかし、この「大湯」で、あんな辱めにあうことになろうとは…。続く。



近くまでこられてたんですね。
別所温泉は、地元では厄よけ観音と呼ばれ
厄年と、その前後は必ずお参りに行くというところです。
オレンジ号と古刹、絵になったでしょうね。
とんだハプニングもあったようですが、
アフターFBMも堪能されましたね。
FBMでコーチャンさんのお姿が見えないと思ってましたが、何か色々と楽しそうなことをしているじゃないですか!
なるほど厄よけ観音なのですか。自分ももうそろそろ厄年を気にするお年頃ですので、そのときに再訪してみようかなぁ。
本日はどうもお疲れさまでした。
自分は入社一年目に、うっかり黒の革靴と茶の革靴を片っぽずつ履いて出社した経験があります。いや、これは紛れもなく自分のミスなんですが(笑)。
さすがやねぇ。名鉄のモ510とか700形とかも当然あるんでしょ?
自分は20年以上の空白がある復活鉄なので、この間消えていった車両や路線に乗れなかったことを今とても悔やんでいます…。